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2025.02.14

SaaS Engineering Meetup#8「AWS re:Invent 2024 SaaS関連報告会」イベントレポート

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皆さんこんにちは!

今回の記事では、2025年1月23日(木)に開催された第8回 SaaS Engineering Meetupの当日の内容をご紹介していきます。

1. SaaS Engineering Meetupについて

「SaaS Engineering Meetup」とは、SaaSに特化したトピックを取り上げるミートアップ形式のイベントです。

SaaSを学ぶ機会を皆さんと共有し、SaaSの知見を広めるために様々な観点から企画・開催していきます。

・企画趣意書はこちら:https://note.com/y_ozasa/n/nc147f35bba26

2. 第8回「AWS re:Invent 2024 SaaS関連報告会」概要

第8回「AWS re:Invent 2024 SaaS関連報告会」では、 2024年12月1日 – 2024年12月5日に開催されたAWS re:Invent 2024に現地参加した方々を登壇者に迎え、SaaS関連セクションやそれに関連したトピックについてお話しいただきました。


・開催日:2025年1月23日(水)19:30~21:30

・登壇者:

  アマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社 櫻谷広人 さん

  クラスメソッド株式会社 いわさ さん

  三菱電機株式会社 辻尾良太 さん

  株式会社アンチパターン 小笹佑京

  株式会社アンチパターン 内田隆

今回はご厚意でストライプジャパン東京オフィスをお借りしての開催です!


3. 当日のセッションの内容紹介

ここでは当日のセッションの内容を少しだけご紹介します。

セッション①:AWS re:Invent 2024 recap~SaaS開発者に寄せて~(アマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社 櫻谷広人 さん)

Amazon.comのVice President兼CTOであるDr. Werner Vogels Keynote

 ーSimplexityエピソード(S3の例)

 ーResilienceと複雑さのコントロール

 ーEvolvability(進化可能性)=複雑さに対処するための長期的な戦略を持つこと

セッション②:AWS re:Invent 2024 SaaS系Workshops紹介(株式会社アンチパターン 内田隆)

Solving the SaaS cost-per-tenant puzzle: An inside look(SAS301)
 ーテナントごとのコストをどのように計測するかを体験するワークショップ

Inside the SaaS Builder Toolkit: A hands-on deep dive(SAS304)
 ーSBTを体験するワークショップ

SaaS microservices deep dive: Multi-tenancy meets microservice(SAS403)
 ーマイクロサービスのマルチテナントSaaSificationを体験するワークショップ

SaaS and RAG: Maximizing generative AI value in multi-tenant solutions(SAS405)
 ーマルチテナント GenAI RAG SaaSソリューションの構築を体験するワークショップ

セッション③:ブレイクアウトセッションから振り返る AWS re:Invent 2024 SaaS トレンド(クラスメソッド株式会社 いわささん)

SaaS architecture pitfalls: Lessons from the field(SAS305)について

 ー2024年は前年と比較してより具体的なアプローチに言及

Generative AI meets multi-tenancy: Inside a working solution(SAS407)

 ー2024年は前年よりもセッションのレベルが上がり、具体的なコード例を交えた解説へ変化

その他各セクションの注目ポイント

 ーセルベースアーキテクチャ、Amazon Bedrick新機能のマルチテントでの活用、データベース関連新技術、SaaS Builder Toolkitなど

LT:Amazon EKS Auto ModeでKubernetesバージョンアップした時にどう動くか(三菱電機株式会社 辻尾良太 さん)

Simplifying Application Deployment on Amazon EKS(KUB306)

 ーAmzon EKS Auto modeの使用による責任共有モデルの変化

 ーAuto modeによるKubernetesバージョンアップの手軽さの向上

セッション④:AWS re:Invent 2024 セッションレポート(株式会社アンチパターン 小笹佑京)

SaaS meets cell-based architecture: A natural multi-tenant fit (SAS315)

 ーワークロードに合わせたアーキテクティングの重要性

 ー複雑な変化を伴うスケーリングに対するcell-based architectureの可能性

 ービジネスとテクノロジーの調和がSaaSの肝

各セッション資料はこちらに公開されています。ぜひご覧ください!

https://saas-engineering-meetup.connpass.com/event/338031/presentation/

https://dev.classmethod.jp/articles/saasem-8-breakoutsession/

4. オフライン開催恒例の懇親会も開催!

セッション終了後は懇親会も実施しました。懇親会では2025年に発売されたばかりの『マルチテナントSaaSアーキテクチャの構築』(著:Tod Golding 訳:河原哲也, 櫻谷広人)を景品としたSaaSクイズも実施し、盛況を博しました。

5. 今後のイベントのお知らせ

SaaS Engineering Meetupでは今後もミートアップを企画・開催してまいります。

これからもSaaS Engineering Meetupを応援いただけると嬉しいです!

(connpassグループページ:https://saas-engineering-meetup.connpass.com/