2023.09.26
SaaS Engineering Meetup#1 「2023 Japan AWS Top Engineers (Software)が語るSaaSの魅力!」イベントレポート

皆さんこんにちは!
SaaS Engineering Meetupの運営を担当している平田です。
今回の記事では、2023年8月23日(水)に開催された第1回 SaaS Engineering Meetupの当日の内容をご紹介していきます。
SaaS Engineering Meetupがなぜ生まれたのか、その目的から改めてお話しできればと思います。ぜひ最後までお目通しください!
1. SaaS Engineering Meetup開催について
「SaaS Engineering Meetup」とは、SaaSに特化したトピックを取り上げるミートアップ形式のイベントです。
SaaSを学ぶ機会を皆さんと共有し、SaaSの知見を広めるために様々な観点から企画・開催していく予定です。
・企画趣意書はこちら:https://note.com/y_ozasa/n/nc147f35bba26
2. 第1回「2023 Japan AWS Top Engineers (Software)が語るSaaSの魅力!」概要
第1回「2023 Japan AWS Top Engineers (Software)が語るSaaSの魅力!」では、2023 Japan AWS Top Engineers(Software)の3名にご登壇いただき、SaaSベンダーで働くエンジニアの魅力や、特徴、難しさなどを語っていただきました。
- ・開催日:2023年8月23日(水)12:00~13:00
- ・登壇者:
- 株式会社 Works Human Intelligence 加藤文章さん
- 株式会社スマートラウンド 山原崇史さん
- 株式会社アンチパターン 矢ヶ崎哲宏さん
- ・申込数:90名
- ・当日参加者:57名
- ・満足度:96%(満足度アンケートの大変満足と満足の回答を合わせた%)
初回の開催にも関わらず多くの方にご登録をいただき、SaaS領域への注目度の高さを実感いたしました!
3. 当日のセッションの内容紹介
ここでは当日のセッションの内容を少しだけご紹介します。
運営担当小笹からのご挨拶
冒頭では、本イベントの運営担当である小笹(株式会社アンチパターン CEO兼VPoE)が、日本のDXが進んでいないという課題を経産省のレポートとともに解説。
あわせて、DXを促進する起爆剤としての「SaaS」の魅力と、テナント等のSaaS特有の技術課題、そしてそれらを解決し日本のB2B SaaS業界を発展させるための啓蒙活動として本イベントを立ち上げた旨を改めてお話しいたしました。
セッション1:レガシーアプリをSaaS化していく企業でエンジニアとして働く魅力(株式会社 Works Human Intelligence 加藤文章さん)
セッション1では、株式会社 Works Human Intelligence(以下WHI)VP of Technology 兼 事業企画部門 企業ブランド向上担当の加藤さんより、レガシーアプリをSaaS化していく企業でエンジニアとして働く魅力についてお話しいただきました。
- ・WHIにおけるテナント分離
- テナント分離手法におけるサイロモデルとプールモデルについてのご紹介
- WHIではサイロモデルとプールモデルを併用してサービス提供
- サイロモデルのメリット/デメリット
- 今後の展望
- ・WHIでエンジニアとして働く魅力
- データを活用したサービス
- 世の中の流れとして、一人ひとりがキャリアを考える時代
- レガシーなアプリをSaaS化するからこそ経験できることや触れるAWSサービスがある
<ご経歴>
2012年4月、新卒で株式会社ワークスアプリケーションズに入社。その後、人事給与領域のアプリ開発、新規プロダクトの基盤開発、SREなどを経験。2019年の分社後は弊社製品である「COMPANY」のクラウドサービス化を推進し、2022年4月より現職。2023年1月より事業企画部門兼務。本業の他、BtoB SaaSスタートアップ数社で副業中。
セッション2:クロステナントアクセスを要件とするsmartroundのマルチテナントSaaSアーキテクチャ(株式会社スマートラウンド 山原崇史さん)
セッション2では、株式会社スマートラウンド エンジニアリングマネージャー(SRE)の山原さんより、クロステナントアクセスを要件とするsmartroundのマルチテナントSaaSアーキテクチャについてお話しいただきました。
- ・クロステナントアクセスとテナント分離戦略
- クロステナントアクセスの解説
- テナント分離戦略と設計難易度、インフラ・運用コストについて(サイロモデル、ブリッジモデル、プールモデル)
- ・スタートアップ業界のビジネス課題
- スタートアップ=短中期での急速な成長を目指す企業
- 資金調達の手段(エクイティ、デット、その他)
- 事業のマイルストーンに合わせて資金調達を行う
- スタートアップに投資する人たち(エンジェル投資家、VC、事業会社)
- ベンチャーキャピタル(VC)と関係性、それぞれが抱える課題
- ・解決アプローチ
- smartroundの紹介
- SaaS提供による課題解決のための考慮点解説
- ・選択したSaaSアーキテクチャ
- テナント分離戦略の選択:プールモデルの選択
講演資料が公開されていますので、ぜひご覧ください!
https://speakerdeck.com/shonansurvivors/sass-architecture-with-cross-tenant-access-requirements
<ご経歴>
金融系SIerのSEやPjM、銀行でのPMOやIT企画を経て、ベンチャー企業数社でバックエンドエンジニアやSREに従事。2022年よりスマートラウンドに入社した以降はSREとしてAWS Well-Architected、コンテナ化、IaC、DevOpsのほか、セキュリティ責任者としてISMSを推進。
2023 Japan AWS Top Engineers。AWS Startup Community Core Member。
Twitter: @shonansurvivors
セッション3:テナント分離方式の使い分けとバランス(株式会社アンチパターン 矢ヶ崎哲宏さん)
セッション3では、株式会社アンチパターン 取締役 CTO 兼 COOの矢ヶ崎さんより、テナント分離方式の使い分けとバランスについてお話しいただきました。
- ・SaaSとして共通に考えること
- SaaSで考えるべきことが多い上に、それぞれに対しテナントを考える必要がある
- ・テナント分離の形
- サイロモデル、ブリッジモデル、プールモデル、ハイブリッドモデルの解説
- 新規SaaS構築時のテナント分離検討例
- ビジネスサイドとデックサイドで協議して決めるのが良い
- データ分離(パーティショニング)について
- ・SaaSus Platformはどう分離しているか?
- 実例のご紹介:ブリッジモデルを採用
講演資料が公開されていますので、ぜひご覧ください!
<ご経歴>
幼少時のマイコン時代からプログラミングを続け、近年では SaaS ベンダーでの技術責任者に従事。その後、アマゾン ウェブ サービス ジャパンにて SaaS 専門のパートナーソリューションアーキテクトとして SaaS 提供のステージに合った形でのアーキテクティングを支援。現在はこれらの経験を活かし、株式会社アンチパターンにて主に SaaS の開発・運用・販売を SaaS で支援するプロダクトオーナーにチャレンジ中。
4. 今後のイベントのお知らせ
SaaS Engineering Meetupでは今後もミートアップを企画・開催してまいります。
最後に今後予定されているイベントをご紹介いたします。気になるテーマがございましたら、ぜひご参加ください!
・第2回「SaaS x プロダクトマネジメント」:9/20(水)12:00-13:00[終了]
>>https://saas-engineering-meetup.connpass.com/event/295581/
・第3回「SaaS x ソフトウェア資産計上(仮)」:10月
・第4回「SaaS フィーチャーフラグ祭り(仮)」:11月
・第5回「AWS re:Invent 2023 SaaS関連報告会(仮)」:12月★オフライン開催予定
これからもSaaS Engineering Meetupを応援いただけると嬉しいです!
(connpassグループページ:https://saas-engineering-meetup.connpass.com/)


